ダークナイト

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先日、映画「ダークナイト」を見てきました。前回のブログでもご紹介しましたが、タイトルにこそ記述がないものの、これは映画「バットマン」シリーズの最新作です。

私は1989年に公開されたティム・バートン監督の「バットマン」以降、毎回このシリーズを見ていますが、前作の「バットマン ビギンズ」以降、それまでの漫画的な表現を残した表現から、「バットマンの世界観を、いかに現実の状況に違和感なく当てはめるか」というリアリズムに重きを置いた作風にリメイクされています。前作の「バットマン ビギンズ」では、主人公のブルース・ウェインがいかに悪者を倒す力を身に付けていくかを、なるべく現実離れしないように事細かに描き、いかにもアメリカンコミック風のデザインだったバットマンの愛車・バットモービルは、まるで装甲車のような外観に変わっています。


今作の「ダークナイト」では、最初の映画「バットマン」に登場した「ジョーカー」と、3作目「バットマン フォーエバー」に登場した「トゥーフェイス」という2人の悪役が登場します。「いかに現実に当てはめるか」という製作上のポリシーはここでも徹底され、もともと両者とも過去に顔に傷を負って恐ろしい姿に変貌したキャラクターなのですが、それまでの恐ろしくも愛嬌のあった外観は消え去り、一言でいうと「無残」なイメージに変わっています。さらに2人とも、それまでマフィアのボス的なイメージだったのが、街を恐怖に陥れるテロリストのような存在として描かれます。


主人公のバットマン=ブルース・ウェインの側もリアリズムが求められているようで、単なる正義の味方とは見なされず、悪を倒す為に自らも法を犯す存在として描かれます。ゴッサムシティのマフィアと関係する香港企業の要人を捕まえるために香港に密入国したり、ジョーカーの行方を捜すために、携帯電話の盗聴をやらかすのです。


今作はアクション映画としてだけではなくサスペンス的な要素もあり、かなり完成度が高い、大人向けの良質な作品となっています。アメリカでは公開3日間の興行成績で「スパイダーマン3」を超え、史上最短で全米興行収入3億ドルを突破するなど、ものすごい人気作となっているようですが、対称的に日本ではあまり盛り上がっていないようです。騙されたと思って、ぜひ一度劇場でご覧になることを強くオススメします。


バットマンは現代の大人のための寓話(バラエティ・ジャパン)

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このページは、INOが2008年8月25日 10:21に書いたブログ記事です。

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